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2010年2月17日水曜日

オーディオ道 その2

さて。前回に引き続き自分のオーディオの歴史を少々。

しばらくは
スピーカー:Tannoy Mercury M2
アンプ:DENON PMA-2000
CDプレイヤー:DENON DCD-1650AZ
の構成でならしていた。しかし、まあ当然よりいい音へ!と言う欲求はつきない物で、2年ほどでステップアップを考え始める。

徐々にとも考えていたが、一気にスピーカー&アンプの導入を検討。色々視聴して回った結果、
スピーカー:MonitorAudio Studio10
パワーアンプ:ROTEL RB1080
コントロールアンプ:ROTEL RC1070
に落ち着いた。そう、秋葉原の何とか無線(名前忘れちゃったよ 笑)でご推奨の組み合わせである。まぁ、実際オーディオ業界は趣味の領域が色濃いので、「あれは良い・これが良い」は千差万別。ちょっとネットを探ればお互いたたき合い?の記事が目につくので、自分が気に入った点をいくつか。

【MonitorAudio Studio10】(写真は後期形かな)
今でこそ日本でも有名になり、評価も多くなってきたMonitorAudiodだが、自分が買った99年頃はまだまだ「なに?」って感じだった。でも、当時から非常に良いスピーカーを作っていたと思う。当時覚えた細かなうんちくは忘れてしまったが、MonitorAudioのスピーカーはツイーター・ウーハーとも金属系ユニットで出来ている。金属系の振動板はツイーターでは多いが、ウーハーにもって言うのはかなり珍しい。このため、ユニット自体からは結構硬い音がする。
一方で、楽器のように箱自体を綺麗にならすので、実際にスピーカーとして音を出すと実に伸びやかな音が出る。この辺はイギリスの伝統的な感じと、先進的な技術を積極的に取り入れていたMonitorAudioの良いバランスになっていたと思う。何というか、音自体は堅めなのに、フワッと言う感じの空気感を持っている。そう言う意味では、比較的楽器の生演奏とかに近いかもしれないと思う。
当時(今でもそうだが)JAZZに傾倒していた私にとっては、この音楽的な響きを持ちながら硬い音は大変好感を持ち、結構早いン段階からスピーカーはMonitorAudioに決めていた。

あー。思い出した。最初にMonitorAudioの存在を知って欲しくなったのが、オーディオがわりと好きな親の知人の家で聞いたんだった。確かSilver1だったかな。ものすごい小型なのに、「おお!」という楽器的な鳴りをしてて驚いたんだった。

そんなこんなで、スピーカーはこれで行こう、と決めていた。


【ROTEL RB1080&RC1070】
アンプに関しては、「コントロールアンプとパワーアンプを分けたい!」という、形式的な所から入っている 笑
でも、実際なんかコントロールアンプ!って言う存在がオーディオ上級者的な気がして、どうしても入れたかった。一方で当然コントロールアンプを導入するのはシステム的にどうしても高価になってしまい、大学生の予算的にはせいぜい20万前後が一杯一杯(それでもスピーカーと合わせたらかなり使ってますが・・・)。そこで急速に候補に挙がってきたのが、ROTEL。このブランドは今どうなってるんだろう。最近ヘッドホンに傾倒しており、この手のメインストリームには疎いのでこのメーカーがどうなっているのかは解らないが、結構良い物を作っていた。日本のメーカーだが、中身より外見っていう状況の日本の市場を捨て、英国で開発、欧米メインで展開って言うマニアックさも当時からモノ好きだった自分の魂に火を付けた 笑

まぁ、そう言う理由で日本では余り正規に導入されておらず、良くも悪くもうさんくさいショップや狂信的な人が多いので正当な評価をされにくいのだが、モノは至ってマジメに作られており、売値を考えると相当にお買い得だと思う。デザインはちょっと微妙だが、やたらとキンキラキンが嫌いだった自分としてはあの無味乾燥な黒といかにもアンプというデザインはむしろ好感が持てた。

音の傾向としては、素直。非常にストレートに音を出す。特に音の立ち上がりと終わりの余韻が綺麗で、変に特徴的ではないからパッとした印象には薄いかもしれないが、かなりのパフォーマンスを秘めている。
MonitorAudioとの組み合わせで言うと、少し中域~低域が物足りなくなるが、その辺はケーブルのチョイスで何とかなる範囲かな。

そう、そう言う意味じゃ電源ケーブルとかスピーカーケーブル、RCAケーブルとかを変えた時に素直にそれを表現してくれて、オーディオ冥利に尽きるアンプだと思う。そして、待望のコントロールアンプの導入によって、一セット分余計にお金はかかるけどCD>コントロールアンプ間とコントロールアンプ>パワーアンプ間のケーブルを付け替えて音の違いとかを楽しんだなぁ 笑

このシステムのおかげで、「電源周り超重要じゃん!」って言うのに気がついた。実際、今でもオーディオいじる時はまず電源ケーブルをいじる。まぁ、固定の場合はハンダ使って改造しなきゃいけないのでちょっとハードル上がるから、よほど気合いがある時じゃないとやらないが・・・。


とまあ、以上が中期(固定システムは実家に起きっぱなしなので最近滅多に使わなくなってしまっているが、未だにこれのまま)のオーディオシステムである。
実際この構成は意外と問題も孕んでおり、
・スピーカーのセッティング
・インシュレーターのチョイス
・ケーブル類のチョイス
・部屋の音質改善
等々、とにかく試行錯誤を色々やった。気に入るところもあり、気に入らないと思うところもありだが、一方でそれだけ楽しんだから充実したオーディオライフだったと思う。今みたいに肩の力を抜いた接し方ではなく、「完璧な音を!」ってかんじでやってたからなぁ。極端な話、再生するソース次第でセッティングを変えたり 笑

流石に、あの時代の熱意は最近じゃごくたまにしか出てこない。

セッティングでどういう事を試したとかは、また追って。しかし、こういう自分が取り組んできた趣味とかを思い返すのは結構楽しいかもしれない。

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そういえばこんなものやっていたな。。。

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