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2010年3月3日水曜日

Amazon

最近ちょっと仕事でAmazonにメーカーとして登録し、商品を出品たりしてみている。
ま、まだ登録作業中で公開はしていないので、それは追って。

しかし、やってみるとAmazonは素晴らしく簡単で、あっという間に登録できる。
出品料も4900円/月がかかるだけで、後は成約後にシステム利用料として10~15%程度取られるだけ。

実際に使ってみると、Wiki同様非常に優れたシステムだと言うことが解る。
同じくネットストアの大手、楽天市場と比較してみると次のような感じか。

Amazon
①登録は超簡単(5分ぐらいで終わる)
②JAN/EANコードを持っている必要がある
③出店にかかる初期費用が安く、マージンもクレジットだのなんだののシステム利用料を考えれば安いと思う
④Amazonの決まったフォーマットに乗る(良くも悪くも)
⑤Lotがでかくなってきたら、アマゾンの翌日配送サービスを利用できるらしい(こちらのシステム利用料はまだ見てない)

楽天(ちょっと古い情報)
①一応担当などがついたりするため、出店が面倒
②ただ、上記の理由でネットの知識が少なくても比較的導入しやすいかも
③出店にかかる費用はアマゾンよりは高め
④HPのデザインなどにオリジナリティを出せる
⑤上記の理由で、良くも悪くも「Webコンテンツ作りの腕の差」が出てしまう

ってな所か。
今回は仕入れ商品を売っているわけではなく、オーディオ関連のメーカーの仕事なので、Amazonを選んだ。メーカーとしてカテゴリに商品を登録できるのは宣伝としても良いと思う。月額最低料金が4,900円でAmazonの検索とかに多少なりとも引っかかってくれるのは悪い話じゃ無い。

ページが基本的にAmazonのフォーマットになってしまうのは一長一短だが、その分こちらのデザインや時間にかけるコストが少ないのは良いと思う。

まぁ、オーディオはマニアックな世界なのでどこまで売れるのかとかは全然謎だが、先行きがちょっと楽しみだ。

2010年3月2日火曜日

Rubbijano 2005


HPの更新が一段落した。
とは言えあんまり長い文章を書く気ががしないので、最近飲んだワインの話。

ルッビヤーノ
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ 2005年
ジュスティ・ピエールジョヴァンニ



イタリア・マルケ州で使われているラクリマ・ディ・モッロという品種のブドウを使った赤ワイン。ラクリマ・クリスティなのかと思いきや、そういうわけでもないのかな。

そもそも、ラクリマ・クリスティというワインはあんまり見ないけど、香りが芳醇で結構好きなワインが多い。特に外で最初や最後に飲むには丁度良い。

ラクリマ・クリスティを名乗るのに明確な定義があるのかとかよく分からないんだけど、何となく「ヴェスヴィオ周辺のワイン」というイメージ。カンパーニャ州になるのかな。今でこそイタリアワインと言えば中~北部のトスカーナ、ピエモンテあたりが有名だが、古来は南部のヴェスヴィオ周辺が有名だったらしい。やっぱり噴火とかでダメになったのだろうか。

イタリアワインはフランスほどそう言う来歴を記した物が日本に出回ってないので、意外とこういう知識が不足してるかも。
ま、飲んでうまけりゃそれでいいんだが、何となく背景も知ってると違った楽しみがね。

今回のルッビヤーノはラクリマ・ディ・モッロというブドウを使っている。あんまり見たこと無い品種だけど、マルケ州の固有種らしい。

メルロー、カベルネ、ピノあたりが有名だけど、実はワイン用のブドウの品種ってほんと山ほどある。特にフランスみたいに国全体で舵取りしてるのと違って、比較的「土地の物」っていう要素が強いイタリア、ギリシャあたりのワインには、ほんといろんな種類があって、それぞれ個性的で面白い。

フランスワインの洗練された感じが「人間国宝的職人」とすると、イタリアワインは頑固一徹な「下町職人」っていうイメージかなー。一方で、最近精力的に展開している新興ブランドとかは、良質なブドウが育つ土地と最先端の技術で驚くべきワインとかをリリースしている。歴史ありつつもフランスほど封建的じゃないからか、そういうたぐいに驚くべき良いワインが多い。ビービー・グラーツのテスタマッタとかはほんと超絶的バランスでうまいので、機会があれば是非飲んでみて頂きたい。


話を戻してルッビヤーノ。

2005年以外のビンテージは飲んだことがない初もの。
香り。相当フローラル。こりゃ凄い。特にラベンダーのような花の香りが心地いい。少しスパイス系の香りもあるかな。ちょっと強すぎるかな、と言う気もするが、「そう言うワイン」と割り切るとバランスは良い。
味。思ったよりもしっかりしている。何だろう。中々独特な味。でも、香りとのバランスもよく、結構「進む」ワインだ。料理と合わせると言うより、これ単体とサラミやハムをつまみながら、と言うのが似合うかな。
時間と共に香りのバランスも如実に変わってくるので、休日に香りを楽しみながらゆっくり映画でも見つつ楽しみたい、そんな感じか。


取り扱いが少ない希少ワインみたいだけど、値段も比較的手頃なので、香りワインが好きな人にはオススメ。意外とこれ気に入ったので、自分もセラーストックワインになってしまった。

2010年2月25日木曜日

Wiki

最近仕事の方でもホームページをいじっているので、若干Blogを更新するエネルギーが枯渇中。近況メモ的に。

PukiWikiが凄い便利
仕事の関係でWikiエンジンであるPukiWikiを導入している。ひとまず構築は終え、初期コンテンツの流し込みに入っている。最初ちょっと微妙かと思った使い勝手だが、これが実に便利。
Wikipediaの方は編集したことがないけど、これと似ているんだろうと思うと、そりゃみんな気軽に書くわな。

PHPが動けば導入できるので、限定公開とか非公開の個人的データベースに使えるかもしれないなーとか。

2010年2月22日月曜日

Whisky Magazine Live! 2010



前から行ってみたかったWhisky Live! 2010にとうとう行ってきた。いやー、素晴らしい。実に素晴らしいイベントだった・・・。レポート的なモノを書くつもりは無かったのと、面倒なので写真は撮ってない。文章だらけなのがちょっと玉に瑕だが一応書いておこうと思う。



元々種類全般は好きだが、ウィスキーに目覚めたのは去年銀座のBlueLabelというウィスキーバーに行ってからかな。それ以前も飲んでいたが、よりスコッチに目覚めたのはやはりあの時からだと思う。

BlueLabel
このバーは、元々静岡で有名なバー。そこが銀座に店を出したのが確か2008年だったかなぁ。猛烈に貴重なスコッチなどが山ほど飲める、素晴らしい店。ただし、そう言うお酒は当然お値段もかなりする。ワンショットで5,000円とかざらだし、10,000円超えるのも結構ある。全然その価値はある酒たちだけどとはいえやっぱ高い。

だが、2月に1万円飲み放題という「い、いいの!?」という企画をやっており、その時に訪問した。履歴を残していないので何を飲んだかとか細かい話は忘れてしまったが、BenRiach(75年だったかな)をいたく気に入ったのを覚えている。あとは何飲んだかなー。CAOLILAも印象深かった。

とまあそんなこんなでウィスキーおもしれーじゃん!という熱に火が入った。特に、ウィスキーには独特のボトラーズ(瓶詰業者)というのがあり、これが様々なバリエーションを生み出していて面白い。
また、フィニッシュで使う樽によって全然味や香りが異なっており、そう言うバリエーションがワインと違った感じでまた面白い。

ちなみに、ボトラーズというのは蒸留所から原酒を樽ごと買い取り、自分のところで瓶詰めして販売するというもの。元締めがそのままうりゃ良いじゃんと思うが、そこがそうはならないのがウィスキーの面白いところ。

なぜこういう差が生まれるかというと、そもそもウィスキーはブレンデッド(色々な樽のお酒を混ぜて味を調整して売るタイプ)が主流だったので、蒸留所が直接売るケースは少なかった。なので、原材料メーカー的な蒸留所と、製品メーカー的なボトラーズという関係が基本だった。余談だが、そもそも存在が少ないし日本ではあまり見ないけど、ワインにも「ネゴシエーター」という人(ブランド)があり、ブドウとかを買い付けて自前で醸造し、ネゴシエートワインとして売ったりするケースがある。でもかなりまれ。

ここ最近のシングルモルトブームで蒸留所が蒸留所元詰めのオフィシャルボトルを出すようになってきたが(年齢的に過去の話は聞きかじりなのですがあしからず)、そう言うわけで長くボトラーズというものが存在していた。最近は蒸留所も色々やって出してるけど、やっぱりボトラーズの方が「面白い企画モノ」的なウィスキーを出していて、大元と両方比べて飲んでみたり、といった楽しみ方も多い。

ただ一方で、ウィスキーって本来はワインほど香りが強くないので、ウィスキーの香り=樽の香りと言っても良い。だから同時期に蒸留された蒸留所のウィスキーでも、どの樽に詰められたか、といった樽での差がものすごいつく。大手蒸留所のオフィシャルボトルはそれらを平均化するために最終的に出荷する前に混ぜてから出荷するらしいのであまり差はないが、ボトラーズの樽単位のボトルは味が全然違う。知らないで飲んでると、「前はおいしいと思ったのに、同じ名前のウィスキーなのにあまりあわない!」とかその逆と言うことも多いと思う。まぁ、ワインもそうだけど、複雑すぎると一般層には大きな障壁になるけど、だからこそマニアックな人たちが虜になるんだろうなぁ。

話が横道にそれすぎましたね・・・。
とまあ、ウィスキーのおもしろさに多少はまったわけです。


で、やっと記事本題のWhiskey Magazine Live!

これは、まあ詳細はリンクも張ったのでページの方見てもらえれば解るけど、簡単に言えばウィスキーのメーカー、関係者が集まって、飲みながらウィスキーお披露目会したり語ったりしましょうよ!

という感じの会。素晴らしい。

会場は東京ビッグサイト。流石にメインではなく、小さめのイベントスペース。まぁ、小さいと言っても学校の体育館とかそれぐらいはあるのかな。

会場の入り口では、念書にサインをさせられる。ま、お酒のイベントなので当然だろう。でも、関係者に聞いた限りでは、例年皆さんちゃんと楽しんでくれていて、大きなトラブルは起きないといっていた。まぁ、変なタレントとかが来るでもなく、純粋にウィスキーが好きな人が集まってるので、楽しみ方を解ってるんだろうね。それでいてあれだけ活気があるのは良いことだと思う。

比較的早く、11時過ぎぐらいに行ったんだが、既に会場は人で一杯。そしてみんな手に手にカップを持ってウィスキーを飲んでいる。朝の11時に。

とりあえず開催元に知り合いが居たので、その人に挨拶をしつつ早速片っ端から飲み始める。KILCHOMAN(キルホーマン)という、何十年かぶりにできた蒸留所らしい。そこがお披露目的に出している、熟成1ヶ月、1年、2年のスピリッツを飲む。この程度の熟成だとまだウィスキーと名乗ることはできず、スピリッツの部類らしい。全てバーボン樽熟成なので味の違いが非常に分かりやすい。そこから3年もののウィスキーになった状態のモノを頂く。なるほど確かに深みが全然違う。でも、素性は同じだなーっていうのがわかる。

こういう楽しみができるのがこのイベントの良いところだなー。ほんと、素晴らしいですよ。

その後自分が好きなBenRiach(ベンリアック)やGlenDronach(グレンドロナック)、Arran(アラン)、Jura(ジュラ)など片っ端から頂く。うーん。いずれも素晴らしい。中でも、詳細は書かないけどGlenDronachのスペシャルな一品がそうとうおいしかった。最初の方に飲んだから印象深かったのもあると思うが、この日飲んだ中でも一番だったかな。あとは、Arranのウィスキーが全体的に良い。パンチの強さと味のバランスがすごく良いのだ。
ウィスキーは、さっきも書いたが意外とそれ自体に香りは無く、ボトルの香りが全てと言っても良い。当然ボトラーズや蒸留所は最終的にできあがる味を視野に入れてボトル選びをするんだろうけど、結構ウィスキーの味と、香りのマッチングがとれてなくて「ん?」と思うものも多い。そして、そのバランスがうまくとれているとベストになる。
当然長く寝れば香りは強くつき、味はまろやかになる。その辺の差も考えつつ、ボトルを考えて居るんだろう。芸術だ。

その後は端から気になったウィスキーを飲みまくり。メモってなかったので何飲んだかは結構忘れてしまった 笑
国内の蒸留所、イチローズモルトが頑張ってたな。ああいう気骨あるメーカーには頑張って欲しいと思う。あとは、サントリーとかの国産大手はやっぱそつないというかおとなしいお酒が多かった。いや、それはそれで非常においしいし、良いお酒だと思うけど、これだけ貴重で癖が強いウィスキーが雁首そろえてしまうと、ちょっと物足りないなと思ってしまう。

昼飯を挟んで、また会場に戻って飲む。そんなイベント。前日殆ど寝てなかったので眠さ的に限界&酒量的に限界なので、3時ぐらいに会場を後にする。
本当は、他にも「マスタークラス」というテーマ講義形式の中で講義を聴きながら実査にウィスキーを飲むというイベントも開催されているので、そちらに参加しつつ会場で飲むと良いペースハイ分になるのかもしれないのだが、そちらはチケットがとれなかったので見れなかった。来年は是非そちらも見てみたい。

いずれにせよ、行ってみて良かった。来年も行きたいと思う。


次回行く時は忘れずにやっておこうと思う事をメモしておこう
①メモを取る
これはどこまで実現できるのか解らないが、せっかくそれだけ大量のウィスキーを飲める機会が持てるわけだから、きちんと好みの味とかをメモっておこうと思う。まぁ、それなりにお酒が進むので後半どこまでちゃんとできるかって話だが。
実際飲食関係の人も多いらしく、

②マスタークラスを聴講してみる
今回は思い立ったタイミングが遅かったので聞けなかったが、次回は是非聴講してみたい。特に日本のブランドは直接工場に行けば良いが、海外の有名なブレンダーやインポーターの話を聞ける機会はあまりないからなー。

③好みのつまみを持って行く
これはオフィシャルにやって良いのか調べる必要があるが、なんかドライフルーツとかチョコレートとか携行しやすい好きなつまみを持って行く。これはポイントだ。

2010年2月18日木曜日

今お気に入りのキャンドル

私のなりを知っている人間からは意外と言われるかもしれないが、キャンドルとかも結構好きである。まぁ、これに関しては誇れるほどマニアックではないが、色々試した中で最近気に入っているのを紹介してみようと思う。



Rigaudhttp://bonsens.biz/

Rigaud(リガウド)と言うメーカー。元はフランスの香水メーカーだったらしい。このキャンドル、たまたま代官山のセレクトショップCONCIERGE GRAND(コンシェルジェ・グラン)に行った時に見つけた。

なぜ代官山のセレクトショップなんぞに居たというと、自分がよく使っているオーダーメードテーラーのA Workroomの近くにあり、たまたま通りから見えた店構えが目に止まったからという実に偶然。まあでも、このCONCIERGE GRAND(コンシェルジェ・グラン)はなかなか面白い品揃えで、モノマニア的には心くすぐられる面白い店だったな。どっちかというと女性向けだが。



さて、店に入ってすぐのテーブルに並べてあったというのもあるが、まず目を引いたのがパッケージを含めた製品自体の美しい作り!キャンドルなので当然香りも重要だが、こういう美しい造形も重要だと思う。キャンドルスタンドとかを利用するのも面白いが、あれは結構手間がかかるのでこういう一般的なキャンドルで佇まいが美しいのは非常に好感が持てる。


この蓋が何とも優美なのだ。滑らかな曲線を描いており、適度な重みもある。そしてもちろん、この蓋をかぶせることによってキャンドルの火を消すことが出来る!この瞬間がなかなか優雅でたまらない。

今まで見た多くのキャンドルは(と言ってもあまりのめり込んではいないので、意外とこう言うのが多いのかもしれないが・・・)缶?のような作りであったり、ガラスのコップにキャンドルがあるだけと言うものが多いと思うが、これは見た瞬間秀逸だと思った。

キャンドルを消す所作までもが見事な演出になる。実際、蓋をする時は少し甲高いガラスと金属がぶつかる音がして、楽しい。



もう一つ気に入っているところが、用がない時は蓋のおかげで香りがしない。これ、意外と重要で、缶系のものは蓋はあれど味気なく、ガラスコップ系のは火を入れたら香り立つが、そうでなくても微妙に香っている。これでは勿体ない。

とまあデザインと実用性でまず惚れてしまったのだが、重要な香り。これもなかなか変わっていて面白い。まず、香りはかなり控えめ。まあ多かれ少なかれそうだが、暫く灯していると鼻が慣れてしまいあまり香りは強く感じなくなる。しかし、何かの動作で風が動いた時に、フワッと香る。このあんばいが実に良い。このブランドではパルファン(=香水)と呼んでいるようだが、確かに上品にまとった香水のようである。

また、香水と同じく、ピラミッドオルファクティブ(トップ、ミドル、ラスト)で構成されているらしい。トップノート、ミドルノート、ラストノートがそれぞれ微妙に異なる。香水と違って火がついている限り新鮮な香りが供給されるが、確かに時間と共に少し変化してくる。それがキャンドルとの距離や、消した後の残り香で楽しめる。

香りのラインナップも面白い。詳細はHPでも見てもらえればと思うが、Cypresなどは松やスギの香りがベースになっており、かなり独特。キャンドルを直接香と??と思う物が多いが、火を灯すとこれがなかなか癖になる。



私はまだ直接はCypresしか使っていないが、いずれも店で試香(っていうのかな)してみた限り、個性的で好感が持てた。まぁ、唯一難点を言えば、ちょっとお高めって事かなぁ。一応小振りのモノと、リフィルとして蓋なしのものが少し安めで出ているけど、インテリアとしても良いし最終的には蓋付きで全部コレクションして並べたいなぁ。

とまぁ、少し違うモノも紹介してみた。これは割とオススメですよ。ちょっとこじゃれたホワイトデーにでも是非。

さくらスチーマー

スターバックスの新商品、さくらシリーズ。
気になっていると以前のエントリーで書いたが、打ち合わせをスターバックスでやる機会があり、実際に飲んでみた。



さてさて。
本物のサクラの葉や花びらを使っていると書いていたが、確かになかなか良い香りがする。持ち帰りようのカップに入れられてしまっていたのでちょと中を実際に見なかったのだが(打ち合わせ中に開けて見てるのもちょっとアレですからね・・・)宣材見る限りはサクラの花の塩漬けが上に散らしてあるのかな。最後の方に少し固まりで残ってたし。

味としては、悪くは無い。思ったより甘くなく、サクラの葉と花の塩加減で確かにさくらモチっぽい風味になっている。ただ、後一歩なんだよなぁ。

甘さ控えめなのは好感が持てた。実際、これ以上甘くなるとちょっとくどい感じがしそうだし。ただ、飲んでいるとどうしても“桜餅”を連想してしまい、そのイメージの上で味が流れ込んでくると、どうにも物足りない。ベースがコーヒーって分けでもないからなんか違うパンチがあるわけでもなく・・・。

おもしろみがあるのは一口目だけで、以降はどうも「物足りなさ」が残ってしまう。

そう、あんこの風味が足りないのだ。和菓子で使う和三盆糖とか足したらうまいと思うんだけどなぁ。あれなら甘さはそこまで強くならず、香りが良くなるし。

とりあえず打ち合わせで二種類も飲むのは恥ずかしかったのでさくらクリームフラペチーノは飲まなかったので、そちらを楽しみにしてみよう。

オーディオ道 ヘッドホン

さて、
スピーカー:Tannoy Mercury M2
アンプ:DENON PMA-2000
CDプレイヤー:DENON DCD-1650AZ
と言う構成を導入した高校生の頃、夜中音楽を聴くのにスピーカーって訳にもいかないのでヘッドホンを導入することにした。導入したのは

audio-technica ATH-A9X

という密閉型のヘッドホン。当時購入の動機は、なんかメタルのハウジングが格好良かったのと、昔から良かったオーディオテクニカの装着感に惚れて。これをDENONのPMAで聞くというスタイルだった。

音はまあいわゆるオーディオテクニカ的な、基本フラットでちょっと堅めの高域とそこそこタイトな低域、やや物足りないけど別に不足もない中域、そして重たいとは言え抜群の装着感!という、導入としてはかなり優れたヘッドホンだった。その後ヘッドホンは本当に色々試しているが、装着感に関しては未だに一番これが良かったかも。しかも、最近のオーディオテクニカより当時のオーディオテクニカのが良いんだよなぁ。微妙にアーチの部分の形状が変わってて、頭へのフィットが当時の方が良かった気がする。

実際ヘッドホンに関してはかなり長いことこれ一本だった。当時まだゼンハイザーとかも大々的には入ってきておらず、ULTRASONEなんてブランド自体あったのかも謎。まぁ、まだまだ市場としてはたいしたことない時代だった。

ただ唯一覚えているのが、相変わらず訳の分からないものを作るソニーが作っていたMDR-R10。今でこそ20万レベルのヘッドホンも存在するが、当時のヘッドホン業界では異例の24万とかいうとんでもない定価だった気がする。技術的にもバイオセルロースの振動板とか言う謎のモノを使っており、既にこちらも販売終了しているMDR-CD3000のプロトタイプというか超限定の上位機種というか、という感じで発売されていた。(下の写真がMDR-R10。右の写真はMDR-3000。これについてはまた長く書けるけど、やめておこう。ソニーの伝説の名器です)


このヘッドホン、とにかくバカみたいにでかく、重たいのであれで音楽聞いてたら首が太くなりそうな代物だった。ソニーのショールームで視聴したことがあるが、音の傾向は一時代を築いたMDR-CD3000をさらに上品にした感じで、確かに凄まじかった。しかし、あれだけでかいとうっかり引っかけたりした時にケーブルとか切れやすいだろうなぁ・・・。それで泣いた人も多いに違いない。あの引っかけコード断線はほんと涙が出るんだよなぁ。ヘッドホンの亡骸を抱えて「な、なんじゃこりゃぁーーー!」みたいな。





さて、話を戻して。
かなり長い間ATH-A9Xを使っていたが、大学に入り、バイト先の会社で音楽を聴く頃になって再びヘッドホン熱が再熱する。そこでチョイスしたのが

Sennheiser HD580


という開放型のヘッドホン。前述のATH-A9Xが密閉型だったので、少し涼しそうな開放型を選んでみた。ゼンハイザーというのはドイツのヘッドホンメーカーで、あまりにイケテナイデザインと裏腹の音質には驚かされるモノがある。このダサダサデザインシリーズは、最上位のHD650以外リニューアルされてしまったが、いつ見てもチープである。

しかし、もう10音弱かなりヘビーに使っているが、とりあえず一回コードが断線して変えた意外は無事。イヤーパッドはまあ消耗品なので2回ぐらい変えたけどね。

このヘッドホンは、ほんとに万能。やや中~低域重視の音作りだが、かといって高域も不足はなく、広がりもある。やや不満があると言えば解像度だが、開放型の構造上それはしょうがない。開放型ヘッドホンの一つの完成系といえると思う。ほんと、ゼンハイザーのヘッドホンは不思議なんだよなぁ。何でこんな安っぽいのにこんないい音が・・・。って。ユニットのサイズとかスペック、材質とかを売りにするオーディオテクニカとは逆にある商品・ブランドかもしれない。なんだかよく分からないけど、とにかく音は最高ですよ!みたいな。


解らない人のために補足しておくと、密閉型と開放型というのは、ハウジング(ドーム状のユニットを包み込んでいる部分)が密閉構造になっているか、空気の通り道があって解放構造になっているかと言う違い。せっかくだから一応簡単に特徴を記しておくと・・・


【密閉型】
密閉型は、当然ある程度密閉されるので外の音が聞こえにくい。これはヘッドホンでは実は結構重要で、良くも悪くも外の音が聞こえてしまう開放型はリスニング環境をかなり選ぶ。密閉型であれば、多少音がある状況でも集中して音楽を聴くことが出来る。また、音漏れもかなり少ない。
音の特徴としては、密閉されており、空気の逃げ道がないので全体的にこもったような音になる。ここは構造の特性が素直に音の差に出る所だが、開放感が無いと言える。一方で、密閉されているが故にかなり緻密に音を広う事が出来、また濃密な音を出してくれるので意外とテクノとかのソースと相性が良い。クラシックにはあまり向かないかな。なんか、狭い室内で室内楽じゃなくてオーケストラを聴かされているような・・・。個人的にはアストル・ピアソラのような小規模な編成の音楽に向いていると思う。ULTRASONEEDITION9で聞くピアソラなんて、鳥肌モノですよ。

密閉型選びのポイントとしては、密閉型のヘッドホンはハウジングの材質が音にかなり影響を与えると言う所である。スピーカーと同じくハウジングの鳴りが重要な影響を及ぼすのだ。メタル系のハウジングだと硬く、木材系のハウジングだと少し暖かみのある響きになる。また、安っぽいプラスチックだとやはりそう言う音になる。フレームやハウジングがプラスチック素材だったとしても、粘りのある、密度の高いプラスチックをオススメする。ULTRASONEPRO750なんてハウジングは安っぽいが、あのメーカーのプラスチックは叩いてみると解るが、なんか密度が高い。ハウジングをつめでコンコンと叩いてみると良いかもしれない。

とか書いてみたけど、聞いてみるのが一番か 笑

いや、そこはまた後日ちゃんと書くが、店での視聴ってのは意外と難しいところがあって、結構良い器材でナラされてることが多いし、視聴として相当な時間鳴らされているケースが殆どなので、視聴のヘッドホンは往々にしてかなりエージングが進み、まろやかになっている。それのみを基準に買うと、思いの外音が硬かったり尖ったりしてて、思った通りの音になるまでに時間がかかる可能性がある。そしてもう一つ、外食と家庭料理の関係みたいなモノがヘッドホン(スピーカーでもかな)にはありまして・・・。これも長くなるのでそのうち別のエントリーで書こう。

【開放型(オープンエア)】
こちらは、ハウジングが密閉されておらず、空気が通るようになっている。ある意味究極の開放型が、ソニーのMDR-F1かな。見れば解るとおり、かなりスカスカ。

このタイプの特徴は、空気が通るので開放感がある音になる。広がりが出ると言えばいいだろうか。ただ、その分外の音を拾ってしまい、音漏れも激しい。仕事しながらとかの時は、下手に密閉型をしてしまうと電話の音とかが聞こえなかったりするので、そう言う“ながら”の時は逆に大変重宝するのだが、集中して音楽を聴くには環境を選ぶ。

構造上ハウジングが音に与える影響が少ないので、割とゼンハイザーのように一見すると適当な作りのモノも多い。また、軽い。これはかなりのメリットになる。前述のMDR-F1なんて、軽くて軽くて。装着感も密閉型のように密閉するために側圧を強くする必要がないので、装着疲れとかはない。
このタイプのヘッドホンは、比較的質の良いアンプで、音量を大きめにして聞くと良い。当然音漏れしまくりなので注意が必要だが。

【密閉風】
これと中間的な位置づけ(と私は考えるようにしている)のが、密閉風ヘッドホン。いわゆるプロフェッショナル向けモニターと呼ばれるやつ。SonyMDR-CD900STMDR-7506みたいなのが有名ですね。これらのヘッドホンは、おそらく持ち運びのためハウジング容量が小さく、片出しコード、耳を覆いきらず、耳の上にのっけるタイプ。

個人的には、このタイプのヘッドホンの有用性がイマイチ解らない。(とか言いつつ、MDR-CD900STは2本持ってるんだけど)なんか、中途半端に耳に乗ってるだけだから耳も痛くなるし、たいして持ち運びに影響を与えるとは思えない程度のハウジングサイズダウンで音もあんま良くないし、プロ用とは名ばかりの安っぽい作りでこれまたやはり音質が良いとも思えない物が多い。ほんとにスタジオとかでプロがこれを使ってるシーンをよく見るけど、プロならもう少しモノにこだわれよと言いたくなってしまう。

まぁ、CD900STはユニットには多少お金がかかっており、確かにフラットでいい音ではあるんだけどね。おかげでユニットをメインで残しつつハウジングを改造したりケーブル変えたり色々遊ぶのに重宝してるけど。パーツもほぼ全てバラで売ってるし。

あとは、密閉風の中で唯一許せるのが

SENNHEISER HD25-SP

これはなんかもうバカみたいに無理矢理な音作りで、これはこれで面白い。よくぞあの小さいユニットであれだけ強烈な低音が出るもんだよ。これはかなり面白いんだけど、実際見ると構造に特徴がある。あー。この説明をし始めると長くなるなぁ・・・。やめた。いずれ 笑






簡単じゃなくなってしまった。余談部分が長くなってしまって読みにくいですね・・・。

そう言うわけでSennheiser HD580でヘッドホンの凄さに改めて気がつき、そちらの道へ邁進することとなる。同時に、イヤホンにもかなりこだわり始める。この先を続けて書き始めるとさらに倍ぐらいの量になるので、とりあえず中途半端だけどここまでで。

PS.アマゾンのアソシエイトを試してみてます。今回の話では流石に高いものばかりなので流石に誰も買わないだろうけど、参考までに 笑





そういえばこんなものやっていたな。。。

 色々アカウントを整理していたら、大昔のBlogを発見。(止まってたけど) 色々実験的にやってみていたものだが、まぁ、読み返してみるとそれなりに懐かしくもあり、面白くもあり。 そして、Analyticsなどを見ると、意外といろいろな人に見られているというのもあり。 オーディオやら...