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2010年3月2日火曜日
Rubbijano 2005
HPの更新が一段落した。
とは言えあんまり長い文章を書く気ががしないので、最近飲んだワインの話。
ルッビヤーノ
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ 2005年
ジュスティ・ピエールジョヴァンニ
イタリア・マルケ州で使われているラクリマ・ディ・モッロという品種のブドウを使った赤ワイン。ラクリマ・クリスティなのかと思いきや、そういうわけでもないのかな。
そもそも、ラクリマ・クリスティというワインはあんまり見ないけど、香りが芳醇で結構好きなワインが多い。特に外で最初や最後に飲むには丁度良い。
ラクリマ・クリスティを名乗るのに明確な定義があるのかとかよく分からないんだけど、何となく「ヴェスヴィオ周辺のワイン」というイメージ。カンパーニャ州になるのかな。今でこそイタリアワインと言えば中~北部のトスカーナ、ピエモンテあたりが有名だが、古来は南部のヴェスヴィオ周辺が有名だったらしい。やっぱり噴火とかでダメになったのだろうか。
イタリアワインはフランスほどそう言う来歴を記した物が日本に出回ってないので、意外とこういう知識が不足してるかも。
ま、飲んでうまけりゃそれでいいんだが、何となく背景も知ってると違った楽しみがね。
今回のルッビヤーノはラクリマ・ディ・モッロというブドウを使っている。あんまり見たこと無い品種だけど、マルケ州の固有種らしい。
メルロー、カベルネ、ピノあたりが有名だけど、実はワイン用のブドウの品種ってほんと山ほどある。特にフランスみたいに国全体で舵取りしてるのと違って、比較的「土地の物」っていう要素が強いイタリア、ギリシャあたりのワインには、ほんといろんな種類があって、それぞれ個性的で面白い。
フランスワインの洗練された感じが「人間国宝的職人」とすると、イタリアワインは頑固一徹な「下町職人」っていうイメージかなー。一方で、最近精力的に展開している新興ブランドとかは、良質なブドウが育つ土地と最先端の技術で驚くべきワインとかをリリースしている。歴史ありつつもフランスほど封建的じゃないからか、そういうたぐいに驚くべき良いワインが多い。ビービー・グラーツのテスタマッタとかはほんと超絶的バランスでうまいので、機会があれば是非飲んでみて頂きたい。
話を戻してルッビヤーノ。
2005年以外のビンテージは飲んだことがない初もの。
香り。相当フローラル。こりゃ凄い。特にラベンダーのような花の香りが心地いい。少しスパイス系の香りもあるかな。ちょっと強すぎるかな、と言う気もするが、「そう言うワイン」と割り切るとバランスは良い。
味。思ったよりもしっかりしている。何だろう。中々独特な味。でも、香りとのバランスもよく、結構「進む」ワインだ。料理と合わせると言うより、これ単体とサラミやハムをつまみながら、と言うのが似合うかな。
時間と共に香りのバランスも如実に変わってくるので、休日に香りを楽しみながらゆっくり映画でも見つつ楽しみたい、そんな感じか。
取り扱いが少ない希少ワインみたいだけど、値段も比較的手頃なので、香りワインが好きな人にはオススメ。意外とこれ気に入ったので、自分もセラーストックワインになってしまった。
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